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図書館内乱 有川浩

近未来の日本設定。
図書館の本を守るために先頭までする図書隊という組織があり、
主人公は特殊部隊に配属されている笠原郁。身体能力だけが
自慢の突っ走りがたのじゃじゃ馬娘。そんな郁をちゅうしんとした
図書隊のメンバーの短編を「図書館内乱」というテーマに収束させている
本です。


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最初の短編「両親攪乱作戦」は図書隊の戦闘部隊に所属していることを
両親に隠している郁が、ばれないようにあたふたする話。

突然、図書館見学をしたいと言い出した両親に、所属がばれないよう
職場を一時的に移させてもらったり、周囲の人に協力してもらったりするのですが
このお話の焦点はむしろ、この両親の性質なのかなーと思いました。

郁の母親はものすごく過保護で、娘の安全を一番に望んでいる普通の母親です。
ですが「娘の安全を一番に考えるが故、周囲に対する配慮が欠けている」人でもあります。それが郁は気に入らないのですよね。「私が助かればほかの人がどうなってもいいの?!」って。この親子のやりとりはイチイチ考えることがあり、なかなか読み応えがありました。

初めて有川さんの本を読んだのですが、ものすごくタッチが軽くて、ライトノベルを読んでいる感覚なのですが訴えていることがとても深いので不思議な感覚です。

この本で特筆すべきなのは、べたで甘い恋愛話がてんこもりなところでしょうか。
いやあ、こっちが照れるくらいの甘さで、男の人はこの本読むのがつらいかもしれませんね。女子の性格はまだよしとしても、男性陣の性格がですね、「理想の王子様」的な人ばっかりなんですよ。敵以外。そこらへんですごーーーく男の人はいやかもしれないですね。

私が参加している本のSNS「本を読む人々。」の管理人ざれこさんが、堂上さんを速水真澄を出して感想を述べてらっしゃったので、頭の中はすでに堂上=真澄様に置換されてしまい、郁の頭をやたら撫でたり、小突いたり、叩いたりするすべての所作が「おちびちゃん」的シーンに変換されてしまって、もうー大変でした。真澄様より堂上さんの方が我慢できないし、野性的ですけど。

あと小牧さんの章でもこっぱずかしくてにやにやしてしまいました。
お姫様だの、小牧さんの頭の中は死ぬほど恥ずかしいです。
読まされる読者も恥ずかしいです。
女子はきゃーきゃー喜んで読むでしょうけど。

有川さんは面白いスタイルの作家だなーと、かなり思いました。
小難しい図書館スタイルを唱えつつも、ラブコメを盛り込み、軽いタッチでよませてくれます。本嫌いの人にも読みやすい小説ではないかなと思います。

ま、でもきっとこの本が好きな人は女子が圧倒的に多いでしょうね。
こういう乙女思考全開のストーリー展開についていける人なら男性でも
楽しめると思います。

個人的に気に入っているのは、柴崎の章です。
毒舌で隙がなく、情報収集能力にずば抜けている美人柴崎だけれど
本当はどういう人なのかってことが、この章でわかります。
郁にかなり救われていたりするところもほほえましいです。

美人は大変だなあ。。。

この柴崎の章に出てくる、嫌な女子がいるんですけど
私の友だちそっくりで思い出してしまいました。
柴崎と同様の目に美人じゃないのにあったことがあるのです。

あることないことうわさをふりまかれ、
いじめの対象にされ
問い詰めると
「そんなこといってないよー」とキンキン声で否定されて且つ
私に締められたと吹聴する子だったのです。

かわいらしいか弱そうな女子でしたが
子憎たらしいことこの上なかったですね。

女の世界は本当に恐ろしいものです。

いろいろな人間関係をテーマに深く軽く触れているこの小説は
なかなかおすすめです。

シリーズ第二作目から読んでしまったため
これから第一作、第三作目を読みます。


図書館シリーズ読了本
図書館戦争
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