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1Q84 BOOK1 村上春樹

村上春樹
新潮社
¥ 1,890
何でこんなに売れちゃうの?
タイトル「1Q84」の種明かし
リズム

JUGEMテーマ:読書

前回「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」の感想を書いたときにも
述べましたが私は村上春樹という人をあまりよく理解できず
その文章の良さも、「文句なしに良い!」とか「好き!」と言えない人間でした。

12日で100万部売れたこの本を、どれだけ私は読み込めるのであろうかと
少々疑問に思いながらも手に取り、また私の彼への印象は
変わらないのであろうかと、一抹の不安さえ抱いたのですが

なかなかどうして
良いではないか。

と、これまでで、恐らく初めて、彼の文章を好きだと言えた読書でした。




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村上春樹のよさは、他の作家を読んで見るとよくわかる、と
今更気づかされました。

細やかな描写とじわじわとしみこんでくる登場人物たちの背景。
次に読んだ本が私と同年代の子が書いたものだったこともありますが
読み込む速度というのが春樹とそれとでは大きく違うことを
しみじみ実感しました。

そしてどれだけ春樹を読むことが楽しかったのかも気づいた気がします。
私は村上春樹が好きなのだと、初めて思いました。
なんだか上質な文章を読んだと、思いました。

さてさて、本編ですが、「世界の終わりとハードボイルド・ワンダーランド」と同じ形式で
二つの軸が交互に書かれて展開していきます。
一つは「青豆」という女性の物語。もう一つは天吾」という男性の物語。
一見何の関係もないようですが、彼らは小学生時代の2年間ほどを
同級生と過ごしています。

青豆は、表の顔はスポーツインストラクター、裏の顔は暗殺者
天吾は、塾の講師の傍ら小説を書いているという人物

淡々と自分の人生を歩んでいる2人が徐々に普通ではない何かに巻き込まれていくのですが
それがカルト宗教に繋がっていて…

という…展開なのです。
うん私はあらすじがヘタです。
気になる人は自分で読んで下さい(土下座)

このカルト宗教の気持ち悪さが実に細かく書かれていまして
それはサリン事件を起こした某団体ととても似ているのですね。

似ているなあと思っていたら村上春樹は、この団体の裁判をかなり長い間、
傍聴していたそうです。

この気持ち悪さをどう落ち着けるのかはBOOK2で確かめられると思いますが
今までの村上春樹にはない、展開の速さと続きが気になる面白さは
やはりスピード100万部達成に値するかなと思います。

言葉の巧さや、無駄な言葉がない小説というのは
本当に珍しい現代にあって、村上春樹の文章は一字も読み零したくないものであるなあと
しみじみ思いました。

どうか丁寧に読んで下さい。

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