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世界がキューバ医療を手本にするわけ 吉田 太郎

キューバという国を、カストロという人を、かなり誤解していたような
気がしている。この本を読むと、医療の発展のために、投資を惜しまず
手段を選ばず邁進している志の高い男が見えてきた。

日本はアメリカに不都合な情報を報道できないようなので、なかなかキューバの
情報を知ることは出来ない。だからこの本は目から鱗、そのものでした。

印象的だったのは、キューバの医者の志の持ち方です。
日本では医者といえば、お金持ちでセレブといった印象が強いですが
キューバの医者は無料で仕事をするくらい貧乏で庶民的です。

世界各国で災害が起きたら、迷わず救援しにいくのです。
山の中を歩き、難民とともに過ごし、彼らが暮らしていける程度になるまで
ずっと支援し続ける。

そして言うのです。

人を助けられればそれで良いと。

あまりの無欲さに、感動しました。

助けられた人々はキューバの医師たちを神様だというのです。
経済閉鎖をされている貧しい国であるのに、子供の死亡率は先進国と遜色なく
ワクチンも沢山存在しているし、伝染病で人が死ぬこともめったにない国です。

そして何よりキューバを助けているのが
支援した国からの援助です。
無料でワクチンと医師を派遣してくれたキューバに
どの国も感謝しているのです。

こんな国だなんて、知りませんでした。
カストロはただの独裁者で悪い奴なんだと思ってた。

でもカストロは言うのです。

「われわれの原則は人類の幸せのために働くことにある」と。

印象に残ったのは以下の部分

「人類史を顧みれば、英雄とされるアレキサンダーもナポレオンも何万人もの人々を殺しています。ナポレオンの墓も訪れましたが、ヒトラーとどこが違うのかと思うのです。人間はもっとまともにならなければなりません。例えばアフリカ大陸は貴金属の宝庫ですが、ある国では4割近くがエイズで亡くなっている。エイズの状況は本当に危機的です。何らかの手を下さなければ、アフリカはエイズで滅亡してしまうでしょう。それは人類に対する暗殺です」


人間はもっとまともにならなければならない。

根本的なことを知っているキューバの人たちはお金のためではなくて
人類のために医療を提供している。
そんなキューバを作ったカストロは
偉大な指導者の1人と言っても、きっと悪くない。

テレビや新聞からでは知れない真実がこの本から学べた。
この本は絶対に読むべきです。
私たちは知らなすぎる。

必要な知識である、私たちの命にかかわることを。


世界がキューバ医療を手本にするわけAmazonで購入livedoor BOOKS書評/ルポルタージュ


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COMMENTS

葉桜月夜 : 2007/10/11 8:35 PM
こんばんは☆
このルポタージュ、すごく読んでみたくなりました。
私たちは、医者を「先生」と呼ぶけれど、神様だと思ったことはあるでしょうか。けれど、確かにキューバのお医者様は、神様のような存在なのだと感じました。そしてそれは、キューバという国、キューバの人々の医療に対する考え方、先進国と呼ばれる国以上のものであることなのだ、と知りました。ました。
人を助けられればそれで良い。心の底からその言葉をいうことのできる境地とはどのようなものなのだろうと思います。
ぜひ、読んでみたい本ですね。
 : 2007/10/11 11:36 PM
葉桜さん

こんばんわー。
これはかなりオススメの本ですよ。
私は何度も何度も感動しながら読み進めました。

徹底的な医療改革の詳細や
カストロの決断力など、現在の先進国といわれている国々との
歴然とした差がとっても面白いです。
無料で治療を行っていることや、貧困でも医療が発展できること
たくさんの希望をもらいました。

ぜひぜひ読んで下さい!
現地の人の言葉が沢山入っていて
マスコミから流れる狭い知識の何倍もためになる本ですよ!





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